個人でも活動を始めることができる、Vtuber。
本業の仕事とは別に、副業としてチャレンジする方もいるでしょう。
そこから軌道に乗ってきたあたりで、Vtuberとしての活動に本腰を入れ、本業にしていくというパターンもあるでしょう。
Vtuberとして活動することを検討しつつ、Vtuberの収入だけで生計を立てるという難しい、というイメージもありますよね。
ここでは、Vtuberの収入源はどこにあるのか、どれくらい稼げるのか、具体例も挙げながら解説していきます。
気になるポイント①
Vtuberの主な収入源ってなに?
ここからは、具体的にVtuberがどのような活動で稼いでいるのか、みていきましょう。
YouTubeでの活動が多い中、人気がでてくると、企業からの案件が来たり、オリジナルグッズを制作することができたり、ビジネスの幅はどんどん広がっていきます。
「今の自分にできること・できないこと」や「将来はこんな仕事もしていきたい」というように、目標を作る意味でも確認していきましょう。
👀ここに注目
VtuberにはYoutube以外にも様々な収入源がある
主な収入源① YouTubeの配信|広告料やスパチャ、メンバー会員
収入源のなかでも、最もメインとなるのはYouTubeの広告収入。
YouTubeを収益化するには条件を満たす必要がありますが、クリアすることができれば動画のなかに広告を入れることができ、収益に繋がります。
ちなみに、広告収入で得られる金額は、「どれくらい再生されたか」ではなく、「どれくらい広告が見られたか」という基準になっているので、一概に「10万回再生されれば○○円」という言い方はできません。
YouTubeで得られる収益は広告以外にも存在します。
「スーパーチャット」と呼ばれる投げ銭も、大事な収入の柱になるでしょう。
この投げ銭に関しては、通常の動画では受け取ることができず、生配信で受け取ることができるので、Vtuberとして活動している方は、生配信をする方も多くいらっしゃいます。
スーパーチャットに関しては、頂いた金額の3割を手数料としてYouTubeに払い、7割を受け取ることができると言われています。
広告収入、スーパーチャットと紹介してきましたが、YouTubeには「メンバーシップ」というシステムもあります。
ファンクラブのようなシステムで、メンバーシップに登録をしている方だけが閲覧できるコンテンツを配信できるもので、スーパーチャットと違って月額で支払われるものなので、納められる金額がある程度安定していると言えるでしょう。
こちらもYouTubeに手数料として3割を払い、7割を手取りとして受け取れます。
主な収入源② オリジナルグッズの販売
アニメキャラやタレントの方々でも、アクリルスタンドやイラストなどのオリジナルグッズを販売している方は多くいらっしゃいますね。
そうしたオリジナルグッズを制作し販売していくのも、Vtuberとしてやることができる活動のひとつになります。
完全に個人で制作することもありますし、企業と手を組んで製造をすることも可能。
企業と手を組んで製造をすれば、製造の工程を企業に依頼することができます。
しかしその場合には、利益を企業と折半することになるので、得られる金額は減ってしまうでしょう。
また、現物のグッズを製造する場合には、在庫を余してしまうこともあるので、注意が必要です。
最近では、デジタルグッズを制作することで、在庫を抱えてしまう心配や制作する難易度を抑えるという方も多いようですね。
少しでもリスクを減らしながらチャレンジをするというのは、長くVtuberとして活躍をしていくために必要な工夫でしょう。
主な収入源③ ファンクラブを作って月額の収入を得る
ファンクラブを作成して、月額や年額を徴収して、ファンだけに配信されるコンテンツを配信していくサービスです。
登録をしたファンからすれば、登録者しか見られないコンテンツを楽しめることで、承認欲求や満足感を得ることにも繋がるでしょうから、ファンと「win-win」の関係を築くことができます。
YouTubeのメンバーシップと同じく、月額や年額といった固定費になるので、比較的安定した収入になりやすいというメリットがあります。
完全歩合制でやっている方が大半だと思いますので、そうした方にとっては大変嬉しい収入の形態になるはずです。
主な収入源④ PRやイベントの出演など、企業案件を受ける
配信する動画内で商品を紹介したり、サービスを実際に使ってみた感想を述べたり、企業からPRのお仕事がくることがあります。
俗に「企業案件」と呼ばれていますが、この企業案件がきたということは、人気Vtuberの仲間入りと考えてよいでしょう。
YouTubeチャンネルやSNSのフォロワーなど、一定の集客力があると見込まれての依頼なので、それまでの日々の積み重ねが実を結んだ結果として表れるお仕事でもあります。
また、トークライブやライブイベントなど、イベントへの出演が依頼されることもあります。
出演料という形で「ギャラ」が支払われる形なので、人気の具合や知名度に応じて、ギャラの金額は異なるでしょう。
企業案件と同様に、人気Vtuberとして認知されていないと、依頼されることはありません。
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収益を生むまでの流れ|まずはYouTubeチャンネルの収益化が目標
ここでは、Vtuberとして収益を上げていくまでの道のりを説明していきます。
文章では簡単に解説できますが、実際にVtuberとして成功を収めようと歩みだせば、必ずいばらの道が待ち受けています。
その挑戦に挑むまで、どのような流れで準備を進めていけばよいのか、見ていきましょう。
ここでは3つの段階に分けて解説をしますが、実際にはより細かく細分化することもでき、コンテンツの方向性など「ビジネスモデル」を検討することも必要です。
ステップ① 自分のアバターとなるキャラクターの作成
Vtuberとして活動するのですから、自分の分身となるキャラクターを用意しなければいけません。
自作する技術を持っていれば、作成ソフトなどを使って作ることは可能でしょう。
しかし、副業で始める方や、一念発起してこれまで全く関わりがなかった世界に飛び込もうということで始める方は、そうした技術を持ち合わせていない方が大半でしょう。
アバターの作成を請け負ってくれる企業や個人のクリエイターがいますので、外注することをオススメします。
アバターを作る技術を学ぶ時間があったら、少しでも早くVtuberとしての活動をスタートさせた方がよいので、誰かに助けてもらえるところは助けてもらうことをオススメします。
ステップ② YouTubeチャンネルの収益化を最初に目標にする
やはり、Vtuberとして収益を上げるための最初の目標は、YouTubeチャンネルを収益化させることでしょう。
広告収入を得られるようにするには、チャンネル登録者数が1000人以上で、「ショート動画の過去90日の視聴回数が1000万回以上」or「長尺動画の過去365日における総再生時間が4000時間以上」の条件を満たす必要があります。
ちなみに、メンバーシップの登録受けられるようになるのは、チャンネル登録者数が500人以上で過去90日にアップした動画が3本以上ある状態で、「ショート動画の過去90日の視聴回数が300万回以上」or「長尺動画の過去365日における総再生時間が3000時間以上」という条件があります。
広告収入を開放するための条件よりも低い壁なので、メンバーシップ会員の開放を先に目指す戦略もアリですね。
ステップ③ 実績がついてくれば企業案件がくるかも
YouTubeチャンネルの収益化、メンバーシップの作成など、YouTubeから収益を上げることが最初の目標だと解説しました。
もしYouTubeの活動が軌道に乗ってくると、企業からの案件がくるかもしれません。
案件が来るということは、人気Vtuberの仲間入りを果たしたということ。
これを目指して、ハイペースな動画更新や生配信、SNSでの活動を手広く行っていきましょう。
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これがないと始められない!キャラデザインや機材などの初期投資
YouTube上で活動をするので、準備する道具や設備が少ない印象を持っている方もいるかもしれません。
しかし、機材やキャラクターなど、実は用意しなければならないものが多いのも、Vtuberの特徴です。
活動をスタートさせるために絶対に必要な設備と、それにかかる費用を解説していきます。
自分の分身となる、キャラクターの作成
Vtuberの一番の商売道具ともいえるでしょう、自分のアバターの作成です。
キャラクターはイラストレーターやクリエイターなど、その道のプロに依頼をするのが基本です。
依頼の費用はピンキリですが、まさしくチャンネルの“顔”になるキャラクターですから、ケチらずにお金をかけたいポイント。
作りの粗さは客離れに響きますので、クオリティの高いものを依頼しましょう。
また、出来上がったキャラクターを2Dや3Dの状態で動くようにするため、モデリングという工程を別の方に依頼をする必要がある場合もあります。
自然な動きができてこそVtuberですから、ここもしっかり投資をしておきたいところですね。
配信に必要な機材を用意する
動画を配信するわけですから、カメラをはじめ、編集をするためのパソコンや、マイクといった機材が必要です。
そして、一度自分の姿を撮影し、それをVtuberとしてのキャラクターに置き換えるので、その処理をするためのトラッキングアプリというものも使わなければなりません。
それらの機材を統括するような存在なのがパソコンなので、パソコンのスペックは妥協をせず、しっかりと働いてくれるものを買いましょう。
サムネや配信中などで使用する背景画像
動画では、キャラクターが画面に映し出されますが、同時に映る背景を用意する必要があります。
真っ白の背景のままだと味気ないですし、真っ黒でも暗い印象になってイメージが良くありません。
お気に入りの風景写真などを背景にするほか、キャラクターのイメージにあった背景を外注するというものよいでしょう。
また、キャラクターのほかにロゴを作る場合もあります。
YouTubeチャンネルやSNSのアカウントでは、アイコンが表示されることもあるので、そのアイコンに使用するロゴがあると、よりほかのVtuberと差別化を図ることができますね。
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誰でも稼げるわけではない!Vtuberで稼ぐための厚く高い壁
機材を揃え、YouTubeチャンネルを開設すれば、誰でもVtuberになることはできます。
しかし、その活動で収益を上げられるかというと、まったく別の話ですよね。
Vtuberで成功をするまでの間、どのような熱く高い壁があるのか、よく理解しておくことも大切です。
YouTubeで収益化をするまでの道のりが長い
前半でも紹介しましたが、YouTubeで収益を発生させるためには、登録者数や過去の総再生時間などでかなり難易度の高い条件が定められています。
これを満たすためには、数多くの動画を制作する必要がありますし、それだけ時間を要することでもあります。
初期投資がかさむ割に収益化までの道のりが長いので、「どれくらい期間、赤字に耐えられるのか」という検討も必要です。
Vtuberとして売れるためには、ライバルが多すぎる
趣味の一環として、本業として、副業としてなど、Vtuberに挑戦する人の理由は様々です。
そのなかでお互いにしのぎを削り合いながら、少しずつでも認知度を上げていくということは、並大抵の努力では実現できないでしょう。
また、より気軽にVtuberらしい活動ができるようにと、スマホがあればすぐにデビューすることができるサービスが盛り上がってきました。
これにより、Vライバーという人たちも頭角を現すようになってきて、よりライバルの数が増えてきています。
Vライバーと差をつけるためのクオリティの向上や、より高いコンテンツの希少性を見出すなど、Vtuberとして売れるためには、より一層の努力が必要になってきています。
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Vtuberとして効率よく仕事を探すには?V-Syncがおすすめ
YouTubeからの収入が大きな柱となる一方、積極的に企業案件を探したいというVtuberの方もいるでしょう。
そうした方向けに、弊社が提供している「V-Sync」というサービスがオススメです。
「Vtuberを広告に起用したい企業」と「企業案件が欲しいVtuber」をマッチングすることが目的のサービスで、マッチング以外にも、ランディングページの作成や企画の立案など、周辺のサポートも行っています。
「どうやって仕事を獲ったらよいか分からない」「企業の方により認知されたい」などで悩んでいる方は、登録をオススメします。
代表取締役は、かつてVライバーが所属するプロダクションを運営していたたため、VtuberのみならずVライバーの売り出し方にも精通しています。
弊社が提供している「V-Sync」では、企業とVtuberのマッチングのほか、企画の提案や打ち合わせなどのセッティングもサポート。
企業からのお仕事がほしいVtuberのみなさんに、ぜひ活用してほしいサービスです。
これからVtuberとしての夢を追いかけるみなさんに、明るい未来が待っていることを願っています。
お助けできることがありましたら、ぜひお声かけくださいませ。